2014年8月30日 (仮訳)西アフリカ、サブサハラのサバンナで見出されたアーバスキュラー菌根菌の新種、Acaulospora minuta Oehl, F. et al., 2012. Acaulospora minuta, a new arbuscular mycorrhizal fungal species from sub-Saharan savannas of West Africa. Journal of Applied Botany and Food Quality. …. Available at: http://pub.jki.bund.de/index.php/JABFQ/article/view/1833 [Accessed August 30, 2014]. 【R3-01053】2014/08/30投稿 【お読みください】 大菌輪のコンテンツ「論文3行まとめ」は、あくまで論文の検索の補助として提供されている情報です。作成者は専門家ではなく、翻訳や内容の解釈が誤っている場合がありうるので、正確な情報は必ず元の論文で確認してください。また、このページのリンクは必ずしも有効ではありません(大菌輪未掲載の種や、MycoBank/Species fungorum未登録の種がありうるため)。 3行まとめ 西アフリカ、ベナンのサバンナで頻繁に採集されたアーバスキュラー菌根菌を検討し、Acaulospora minutaとして新種記載した。 本種はモロコシやヤマノイモ属植物などを用いたトラップカルチャーで盛んに胞子を形成し、容易に単胞子分離が可能であった。 本種は初めヤムイモの畑地から盛んに分離されるが、輪作のサイクルが進んだり長期の休閑を経ると分離されなくなり、物理的/生物学的撹乱に対して脆弱であることが示唆された。 Benin (新種) Acaulospora minuta Oehl, Tchabi, Hount., Palenz., I.C. Sánchez & G.A. Silva 語源…微小な(胞子外壁の孔のサイズから) 【よく似た種との区別】 Acaulospora scrobiculata ベナンのサブサハラサバンナ地帯に分布する 胞子の特徴が類似している ITS領域に基づく分子系統解析で近縁 本種と異なりベナンだけでなく熱帯に広く分布する 本種と異なり胞子が幼時黄橙色、のちに暗橙色~暗橙褐色ではなくほぼ無色~帯クリームオリーブ色 本種より胞子外壁の孔が深く不規則 ITS領域に基づく分子系統解析で明瞭に区別される Acaulospora sieverdingii 胞子の特徴が類似している 本種より胞子のサイズがかなり小さい 本種と異なり胞子が幼時黄橙色、のちに暗橙色~暗橙褐色ではなく無色~ほぼ無色 本種より胞子の装飾が不規則 ITS領域に基づく分子系統解析で明瞭に区別される Acaulospora alpina 胞子の形態が一部類似している 本種と異なり胞子が幼時黄橙色、のちに暗橙色~暗橙褐色ではなく黄色~橙黄色 本種より胞子外壁の孔がかなり小さく深い円錐形 ITS領域に基づく分子系統解析で明瞭に区別される Acaulospora cavernata 胞子の形態が一部類似している 本種と異なり胞子が幼時黄橙色、のちに暗橙色~暗橙褐色ではなくクリーム色 本種より胞子外壁の孔が何倍も大きく深い ITS領域に基づく分子系統解析で明瞭に区別される Acaulospora excavata 胞子の形態が一部類似している 本種と異なり胞子が幼時黄橙色、のちに暗橙色~暗橙褐色ではなく黄色 本種より胞子外壁の孔が何倍も大きく深い Acaulospora foveata 胞子の形態が一部類似している 本種と異なり胞子が幼時黄橙色、のちに暗橙色~暗橙褐色ではなく淡い帯赤褐色~褐色 本種より胞子外壁の孔が何倍も大きく深い